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軽量で、薄くても暖かく湿気を逃がす真綿(まわた)は驚異の天然素材!!

絹・真綿(まわた)には優れた保温性、吸湿発散性、軽さ、フィット性があります。
原料である繭の成分が人間に必要なアミノ酸を含むタンパク質であることから、人間の組織や細胞になじみがよく皮膚細胞を活性化しみずみずしく健康的なお肌を保ってくれます。

女性の足を細く美しく見せてくれるナイロン製ストッキング、昔は絹で作られていたことをご存知でしょうか?
1940年にアメリカのデュポン社がナイロン糸を開発するまでは、薄いストッキングを編み上げるほど細くしなやかな糸は絹しかなかったのです。

今回は、これだけは知っていただきたい絹と真綿の素晴らしさをお届けします。

真綿(まわた)とは
「真綿」は現代では馴染みのない言葉になってしまいました。綿の字がつくからコットン?
そして真の字がつくから高級なコットン100%のこと?と思う方が多いようです。
実は真綿とは、正真正銘の絹100%のわたのことです。古くは絹わたを綿(わた)と呼んでいましたが、のちに木綿わたが登場したため、真綿(まわた)と呼ぶようになったのです。

絹・真綿ができるまで

獲物を捕らえるために糸を吐く昆虫は多数いますが、絹・真綿はもちろん蚕(かいこ)が作った繭(まゆ)が原料です。

蚕(かいこ)の一生

卵の殻を食い破って孵化(ふか)した蚕の幼虫は桑の葉を食べて成長します。
幼虫が成虫になるまでの日数はおよそ25日間、それまでに20~25gの桑の葉を食べます。
十分に食べ終わった蚕は、タンパク質の糸を吐いて繭を作り始めます。

まず足場を作り、次に自分の体を包み込むように繭を作っていきます。
秒速1cm、1分間に60cmのゆっくりしたスピードで頭を八の字形、あるいはSの字形に振りながら二日間休みなく糸を吐き続け、造形の美しい楕円形の繭を作り上げます。

繭を作り終わった蚕は蛹(さなぎ)になり、さらに10日ほどして羽化し、繭を食い破って蛾(が)として大空へ羽ばたきます。
羽化後交尾したメスの蛾は約500粒の卵を産み落とし2、3日という短い一生を終えます。
産み落とされた卵は休眠状態に入って冬を越し、春先に気温が上がると再び蚕の幼虫が生まれ桑の葉を食べ始めます。

繭から生糸(きいと)ができるまで

蚕の繭(まゆ)から取ったままで、何も加工していない糸を生糸(きいと)といいます。
農家で生産された繭は、生糸を得るために製糸工場に集められます。

繭はセリシンという膠(にかわ)状のタンパク質に包まれていて、このセリシンが隣り合った繭糸を固着させています。
まず、繭糸をほぐれやすくするために繭を煮てセリシンを膨張させます。その後、糸の取り口を探り当て目的の糸の太さになるように繭粒の数を決め数本を引き揃えて繰り取っていきます。

繭から真綿(まわた)ができるまで

真綿も繭から作られます。
繭を煮てセリシンを膨張させた後、繭の内側に指を入れてそのまま手作業で引き伸ばし綿状に整えます。

ハンカチ状に引き伸ばしたものを角真綿(かくまわた)、繭の形のまま引き伸ばしたものを袋真綿(ふくろまわた)といいます。

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絹の誕生

紀元前3000年今からざっと5000年の昔、中国の祖と崇められた「黄帝」の后が手にした繭をうっかり茶の湯の中に落としてしまいました。
箸で繭を懸命に拾い上げようとしているうちに美しい糸が手繰っても手繰っても長く続くことに気がついたのです。これが繭から生まれる「絹の誕生」です。

風雨、暑さ寒さ、湿気や乾燥から蚕の身を守るための精巧なシェルターである繭は、美しい糸でできているため人々の手により家畜化されました。そして、蚕を飼育してより美しい繭を生産する養蚕(ようさん)が広く行われるようになりました。
やがて中国の生糸は、ヨーロッパへと大量に運ばれるようになり、後にこの道がシルクロードと呼ばれるようになります。

絹・真綿の特徴

軽くて暖か

繭は1粒2~3gのタンパク質の糸のかたまりです。
軽くてやわらかく体へのフィット感はバツグンです。

また、繭糸は無数の糸で構成され、一本一本の糸の隙間に空気の層があります。
更に真綿は、繭わたを何層も重ねてつくるためたっぷりと空気を含む構造になります。軽さと暖かさを兼ね備えた素晴らしい素材です。

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爽やかさ

蚕が吐く繭糸は、フィブロインという2本の糸がセリシンに包まれた構造になっています。
1本のフィブロインは、約100本のフィブロリルの束からなっており、1本のフィブロリルはさらに無数のミクロフィブロリルの束からなるという際限のない糸の束なのです。これら無数の糸の隙間に空気がたまるため、絹や真綿は吸湿発散性が高いのです。とても爽やかな天然素材です。

衛生的

繭糸は液体が固まったもので他の繊維とは構造が全く異なります。
一粒の繭から得られる糸の長さは1.2~1.5km、太さは2.6~3.2デニール(髪の毛の1/10程度の細さ)、とても細くて長い糸ですから糸くずが出ることもなく、静電気も起こりにくいため埃(ほこり)や塵(ちり)を寄せ付けません。
アトピー・アレルギー・喘息の方に安心安全な素材です。

※日本人の髪の毛の太さは平均0.08mm焼く32デニール、一般的な肌が透けて見えるストッキングは20デニールです。

気持ちがいい

信州大学の繊維学部では、真綿に触れた時の感情の揺れを脳波を通して目で見る研究をしています。
その研究によって真綿には心をリラックスさせ穏やかにさせる作用があることが学術的に認められています。
これは快適な眠りにつながる大きな特性です。

火に強い

絹は化学繊維のように溶解せず、分解点が300℃で燃えにくく有毒ガスも発生しません。
絹は不注意による小さな事故から私たちを守ってくれるのです。

素晴らしいシルクプロテインの働き

繭糸の組成は90%余りがシルクタンパク質(シルクプロテイン)です。蚕はゆっくりと糸を吐くためタンパク質成分の濃い密な糸になるのです。
このシルクプロテインは人間の皮膚成分に極めて近い18種類の良質なアミノ酸からなるタンパク質で、様々な素晴らしい働きをします。
今では下着や化粧品・シャンプーなどにシルクプロテイン配合をうたった商品が次々と登場しています。

代表的なアミノ酸の働き

  1. グリシン
    2種類のシルクプロテイン(フィブロインとセリシン)の中に最も多く含まれているアミノ酸です。血中コレステロール濃度の低下作用、高血圧・脳卒中の予防、抗菌・解毒作用、抗酸化作用があります。

    抗酸化作用とは
    「活性酸素」の活動を抑える働きのことです。
    私たちは呼吸することによって大量の酸素を取り入れエネルギーをつくりますが、その過程で約2%の酸素が酸化力の強い活性酸素に変化します。
    この活性酸素は不安定な状態にあり、安定するために他の物質と結びつこうとして人体の組織や細胞を傷つけます。そして、私たちの体を酸化させ動脈硬化などを引き起こし生活習慣病を誘発するのです。(酸化とはいわゆるサビるというイメージです)

  2. セリン
    体内で容易に上記のグリシンへと変換されグリシン同様の働きをするアミノ酸です。
  3. アラニン
    アルコール代謝を活発にし、二日酔いなどの不快な症状を起こしにくくするアミノ酸です。肝臓を保護しアルコールの分解を促進、二日酔いを防いで肝機能を強化してくれます。
  4. チロシン
    脳の神経伝達物質の材料となるアミノ酸です。痴呆症を予防しパーキンソン病にも効果があります。
  5. フェニルアラニン
    紫外線や大気中の有害物質を吸収し、しみ・そばかすを防ぎ美白効果があります。

まとめ

絹・真綿は医学的にも血圧・コレステロールの降下作用、アルコールの代謝促進、痴呆症の予防など様々な素晴らしい効果が期待できる素材です。また、シルクが持つ肌触りの良さや優雅な光沢は心にも良い影響を与えてくれます。
シルクは華麗さと優雅な魅力を持つとともに健康的で安全性に富んだ天然素材なのです。

繭糸は今日まで主に衣料分野で利用されてきましたが、今後はバイオテクノロジーなどの先端科学の進歩によって、医療や美容分野への新しい利用方法が開拓されています。
シルクは素晴らしい可能性を秘めた古くて新しい素材なのです。

蒲団屋は最高の眠りを作り出す寝具は、真綿を絹で包み込んだ「絹わた布団」であると考えています。 地球温暖化が進み環境破壊が心配されている現代、究極の天然自然な素材で丁寧に作られた「絹わた布団」をあなたにお薦めいたします。

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