by 渡部元吾

睡眠中の記憶力をパワーアップさせるバラの香りとは?

睡眠中の記憶力をパワーアップ

睡眠には、脳と体の疲れをとり心身の機能を回復させるだけでなく、日中の体験や学習した記憶を整理し脳に定着させる働きがあります。また、香りと記憶には結びつきやすい特徴があります。
2007年、ドイツのリューベック大学の研究チームが睡眠と香りの関係について実験をしました。

睡眠と香りの関係

74人の被験者を対象に、トランプの神経衰弱に似たルールのカードゲームを行い、カードの配置を覚える時にバラの香りを部屋に漂わせ、その後、睡眠中にバラの香りを嗅がせて記憶力への影響を調べたものです。

翌朝のテスト結果は

睡眠中にバラの香りを嗅がなかったグループの正解率は86%だったのに対し、香りを嗅いだグループは97.2%に跳ね上がったそうです。睡眠と香りには大きな関係性が見られました。
バラの香りは、脳が深く眠るノンレム睡眠時に与えた場合に記憶を高める効果があり、脳の眠りが浅いレム睡眠では効果がなかったそうです。

嗅覚と記憶と睡眠の関係

もともと、香りと記憶には結びつきやすい特徴があります。
香りを嗅ぐと記憶の中枢である脳の海馬が活性化され、香りと記憶が関連して脳にインプットされます。街の中で懐かしい香りを嗅いだ時、一瞬にして子供の頃の母の手料理の記憶が鮮明に呼び起こされるように、香りと記憶は結びつきやすい関係にあるのです。

さらに睡眠中に同じ香りを漂わせると、香りの刺激によって記憶の中枢が活性化され記憶の定着がより強化されると考えられます。

しかも嗅覚は、睡眠中も休むことなく働いています。
人間の五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)の中で、最も原始的で本能的な感覚で、外敵から身を守るために、睡眠中でも休むことがないように発達したのです。

この研究結果、試して見る価値はありそうですね?

何かを覚えなければならない時、香りを部屋に漂わせましょう。バラに限らずあなたの好みの香りで良いようです。アロマテラピーの精油などを使うと便利でしょう。

バラの香りで美容睡眠

記憶力を高めるために香りを活用する時、バラにこだわる必要はありませんが、バラの香りには様々な効用が認められています。

例えば、ラベンダーの3〜4倍といわれているリラックス効果を持っています。
また、女性ホルモン「エストロゲン」の分泌を促すため美肌効果も発揮されます。様々な相乗効果が期待できる美容睡眠法といえるでしょう。
→【女性ホルモンと睡眠】に関するブログはこちら

バラの香りで睡眠中の記憶力をパワーアップ

高いリラックス効果で眠りの質を高めて、お肌もキレイにしながら脳の記憶力も良くなるなら、試してみる価値がありそうですね。

しかし、睡眠時間は削らないでください。就寝時刻はできるだけ一定にし、毎日7時間ぐらいは眠るようにしましょう。
睡眠が不規則だったり不足したりすると記憶が定着しにくくなり、せっかくの香りの効果も発揮されません。

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