低反発・高反発マットは本当に睡眠に適しているの?専門家が考える理想的な敷寝具

快適に眠るために最も重要なものは敷寝具、そして敷寝具に求められる働きは2つです。

  1. 深く眠ることによって意識がなくなり筋肉の緊張が緩んでしまっても、重い背骨や骨盤を下から支えて正しい寝姿勢を保ってくれること
  2. 敷寝具と接している体の部位が圧迫されて痛みや痺れが生じないように、体重を広い範囲に分散して皮膚・血管・リンパ腺などの働きを妨げないこと

しかし、頭痛・肩こり・首こり・不眠・腰痛など心身の不調にお悩みの方が寝具を見直してみようと思う時、まず注意が向くのは「枕」という方が多いようです。

枕のことばかりを気にするお客様

蒲団屋にオーダーメイド枕を購入するために来店されるお客様は、ほとんど体や心の調子が悪い方達です。自分がどんなに辛い日々を過ごしているかを、皆さん切々と訴えます。そういう方はだいたいオーダーメイド枕はすでに何個も持っていて、蒲団屋のオーダーメイド枕の高さ調整に関してとても神経質です。

蒲団屋のオーダーメイド枕は首・頭・両横の4つの部屋に分かれているのですが、

「首のところを5g 減らしてください。」

「頭のところを5g増やしてみてください。」
「やっぱり元に戻してください。」

等々、お客様の体型に合わせて枕の高さを調整しても、なんだか納得できないご様子です。

しかし、枕のフィット感は以下の4点のような些細なことで変わってしまいます。

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肩こりにお悩みの方
  • お客様がご使用のパジャマの生地の厚み
  • 襟があるかないかなどのパジャマのデザイン
  • 日々の体重の変化
  • 首や肩の筋肉のこり具合

その他にも、枕中材の肌触りの好みも加齢による体の衰えとともに変わってしまいます。また、ご自宅の敷寝具のクッション性によってフィット感も変わります。
そのため、あまりにも枕の高さ調整に対して神経質になりすぎることは、お勧めできません。

本当に神経質にこだわるべきなのは敷寝具

枕の高さ調整にいつまでも悩んでいるお客様に、

「どのような素材の敷寝具を使っていらっしゃいますか?」
「敷寝具の硬さはどれぐらいですか?」
「横向きではなく仰向けで眠ることができていますか?」

とお尋ねしても、

「あまり気にしていなかったので….。」
「よく分かりません。」

と敷寝具には無頓着な方が多いのです。

健康な毎日を送るためには、人生の3分の1を締める睡眠時間が重要です。84歳まで生きると仮定すると28年間私たちは寝ているのです。
睡眠中にしっかりと心と体の疲れを取り除くことが大切です。そして、質の高い睡眠を手に入れるためには、正しい楽な寝姿勢を保つ敷寝具の役割はとても大きなものになるのです。

枕にばかり気を取られていても、硬すぎる、柔らかすぎる、寝返りを妨げる、このような敷寝具を使っていては安眠して心身の不調を取り除くことはできません。

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パジャマで変わる枕のフィット感

理想的な敷寝具に求められる働きとは

人の体は、背骨と骨盤を大黒柱とする骨の操り人形のようなもので、それぞれの骨をつなぐ筋肉が、絶えず引っ張り合いをすることにより、まっすぐに立っています。

しかし、眠りにつくと筋肉はだらりと力が抜けた状態になり、睡眠中は自分の力で背骨や骨盤を支えきれなくなります。そのため、体が不自然な寝姿勢にならないよう敷寝具で下から支える必要があるのです。

硬すぎる敷寝具の上に寝た場合

大きく重い背中とお尻に体圧が集中し、寝具と体の接触面の皮膚や筋肉が圧迫による血行不良をおこし、痛みや痺れが生じます。
また、お尻が敷寝具に沈み込まず持ち上がり、腰(ウエスト)部分には隙間ができます。支えなく敷寝具から浮いている部分は、下に落ちようとする重力にさらされます。
そして、浮いている部位を支え寝姿勢を維持するために背中や腰に負荷がかかり、さらに寝にくくなります。

柔らかすぎる敷寝具の上に寝た場合

逆に重いお尻が沈み込みすぎることで、寝姿勢は不自然になります。腰の筋肉は沈み込みすぎるお尻を支えるためにたえず筋力が働き、過度の緊張を強いられます。

筋肉は緊張すると収縮状態になり、毛細血管を圧迫します。血行が悪くなり細胞に酸素や栄養分を運ぶ働きが鈍り、痛みや痺れを感じます。その結果、目覚めた時に疲労感が残ります。

つまり、理想的な敷寝具とは

  • 筋肉がゆるむことで支えられなくなった背骨や骨盤をしっかりと下から支えて、寝姿勢を正しく保つことができる適度な硬さがあること
  • 寝具と接触する筋肉が充分にリラックスすることができる、ある程度の柔らかさを持っていること

この硬さと柔らかさという相反する二つの要素が理想的な敷寝具には求められるのです。

現在販売されているいろいろな敷寝具について

次から次へと様々な敷寝具が新商品として開発、販売されています。
そして、いろいろなメディアを使って有名人を起用した広告や宣伝が繰り広げられています。

お客様からよく質問を受ける、代表的な敷寝具について説明いたします。

低反発のマットとは

テンピュールトゥルースリーパーなどが代表的な商品です。アメリカのNASAが宇宙飛行士のために開発した素材で、衝撃を吸収分散する能力に優れています。
手で低反発マットを押さえた時にしばらく手形が残り、その後時間をかけて手形がゆっくりと消えていく、という特徴があります。
消費者がその特徴を「気持ち良さそう」と判断したため、爆発的にヒットしました。

しかし欠点がたくさんあります。

  1. 寝返りが打ちにくい。
    人間の体の重い部分、背中とお尻がちゃんと凹んで重さを吸収してくれる点は優れています。
    しかし、柔らかいだけで反発がないため寝返りを打つ時に重い背中とお尻を凹んだマットの穴から引っ張り出すのに苦労します。
    高齢の方や病気のために体力・筋力の少ない方は、寝返りができなくてジタバタしてしまうほどです。
    若い方や元気な方は十分な筋肉を持っているため、なんとか寝返りできます。しかしその際、無駄な筋力を消費し朝起きた時に寝疲れを感じます。

    蒲団屋ホームページお客様の声vol.9で紹介していますが、伊予市下吾川の門田様は低反発マット使用中の寝返り時に背骨を骨折し、亡くなるまで背中の痛みに苦労されていました。

  2. 夏場は特に蒸れ感が大きい
    低反発マットの素材であるウレタンは、化学製品であり吸湿性がありません。更に、低反発マットは体のラインに沿って密着して凹みます。
    そのため、体から出る汗の吸湿発散が著しく妨げられ、夏場は特に蒸れ感が大きく寝苦しいマットです。
  3. 硬さが変化する
    低反発ウレタンは温度で硬さが変化します。冬は硬く夏は柔らかくなります。寝心地の面、耐久性の面において芳しくありません。

高反発のマットとは

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人体は骨の操り人形

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  • 昭和西川 ムアツ布団
  • ムアツ布団 ウレタン中材

マニフレックスシュララフィアなどが代表的な商品です。ムアツ布団・整圧布団などの一般的なウレタンの敷布団は、すべて高反発マットに分類されます。

低反発マットに比べるとマット表面が硬く反発があるため、寝返りは楽にできます。これは、硬い床の上に置かれたボールが少しの力を加えただけで簡単に転がる原理と一緒です。

しかし、問題点は?

  1. 横を向いて寝るようになってしまう
    高反発マットは柔らかさが足りないため、仰向けに寝た時に大きく重い背中とお尻部分の凹みが不足し、腰(ウエスト)が浮いて隙間ができます。そして、支えなく下に落ちようとする重力にさらされ
    体はこの隙間を負担に感じ、横を向いて寝るようになってしまいます。

    寝返りは生理現象として私たちに必要なものです。背骨をねじることによって日中の活動で生じた骨格の歪みを矯正し、敷寝具と接している背中やお尻の血行不良を防いでいます。
    しかし、一晩中横寝になると狭い面積で体重を支えることになり、体圧が広い面積に分散されません。体に大きな負荷がかかり安眠の妨げとなります。

  2. へたっているという事実が分かりにくい
    この問題は、低反発マット・高反発マットなどのウレタン製品全般にいえることです。
    綿の敷布団は、へたると煎餅布団と言われるようにペタンコになってしまい、へたってしまったことがよく分わかります。
    しかしウレタン製の敷寝具は、永年使っても人が寝ていない時の見せかけの厚みはあまり変わりません。しかし、人が寝ると実はペタンコになっている、ということがよくあります。
    この、へたっているという事実が分からない点も大きな問題です。

高反発ウレタンの敷き寝具をご使用の方は、
「畳や床の硬さを感じるほどへたっていないか?」
「正しい理想的な寝姿勢である仰向けで寝ることができているか?」
ぜひ確認してみてください 。

エアーウィーヴやブレスエアー

これらは、プラスチックのひも状素材を網状に固めて作った敷寝具です。今までに見たことがない素材・形状のマットで、目新しさや販売戦略の上手さもありヒットしています。

このマットも寝心地は高反発マットの仲間です。
マットの上に人が寝ても、体の下に空気の層があるのが大きな特徴で、空気の層が潰れてしまわないようにかなり硬く作られています。
そのため、通気性には優れますが快適な睡眠のためには硬すぎます。あなたの体にとって寝心地が良いとはいえません。

宙に浮いているような寝心地ラテックスマットのススメ

もう一度、最良の敷き寝具の働きをまとめると以下のようになります。

  1. 敷寝具と接している体の部位が圧迫されて痛みや痺れが生じないよう体重を広い範囲に分散し、皮膚・血管・リンパ腺などの働きを妨げない。
  2. 深く眠ることによって意識がなくなり筋肉の緊張が緩んでしまっても、しっかりと重い背骨や骨盤を下から支えて正しい寝姿勢を保つ。

つまり敷寝具には、体に痛みを与えないように体圧を吸収し分散する柔らかさと、人間の重い体をしっかり下から支え正しい寝姿勢を保つ硬さ、という相反する二つの要素が必要なのです。

この柔らかさと硬さの両方を兼ね備えた敷寝具、それが低反発でも高反発でもない高弾力のラテックスマットです。

柔らかさと硬さを持つラテックスマットとは

天然ゴムの樹液(ナチュラルラバーミルク)、これは見た目は真っ白でまるで牛乳のようです。
この樹液を何層ものフィルターで時間をかけて濾過(ろか)し、液質を均一にします。そして、大きな金型に流し込んで熱と蒸気で発泡させながら焼き上げて作ります。

ラテックスマットは発泡時に無数の気孔を作ることで、つきたての餅のような柔らかさを実現しています。かつゴム素材のため、柔軟な寝心地でありながら人の体をしっかり下から支える硬さを併せ持っています。
そして、まるで宙に浮いているかのように体圧を分散し、正しい理想的な寝姿勢を保ちます。また、ほとんどへたらないという特徴も持っています。

腰が痛い、首や肩がこっている、背中に違和感がある、手足に痺れがある、そんな症状の方に特にお勧めです。痛みや痺れ、違和感をあなたの体から取り去り安眠へと導いてくれるマットです。
→【ラテックスマット】の製造工程はこちら

ラテックスマット使用上の注意点

ラテックスマットにも弱点はあります。
真夏の涼しさについては、綿・麻・シルクなど天然素材100%の敷寝具には通気性の面で劣ります。

しかし、ラテックスマット本体を包んでいるマットレスカバーに、綿わたがシングルサイズで 2キロも入っています。
低反発・高反発と言われるウレタン素材や、ポリエステルわた100%の敷寝具に比べると、真夏でも随分涼しく眠ることができます。
夏場の暑さ対策としては、エアコンを適切に使用するか、綿や麻100%の天然素材の敷きパットをラテックスマットに組み合わせて、使用することをお勧めします。

まとめ

松山 蒲団屋では、子供からお年寄り、元気な方から体調不良にお悩みの方まで、全ての人に敷寝具は天然ゴム100%のラテックスマットを自信を持ってお勧めします。

眠りに関する悩みを持っている方、心の不調や体の不調で辛い思いをしている方、ぜひお気軽に蒲団屋にご相談ください。
お客様と一緒に真剣に悩み思案を巡らせ、問題を少しでも解決することができたら…と、蒲団屋はいつも考えています。

→【ラテックスマット】の商品ページはこちら
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理想の敷寝具ラテックスマット

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