by 渡部元吾

低血圧だから…は大間違い!あなたが早起きできない原因をご存知ですか?

早起きできない本当の原因とは

  • とにかく朝起きるのが辛い
  • 頭が重く全然目が開かない
  • 疲れていて体が動かない
  • 起き上がるとめまいがする
  • 午前中は勉強や仕事、用事がはかどらない

そんなあなた、「私は低血圧だから仕方ない、どうしようもない」と言ってあきらめていませんか?
朝起きられない原因は本当に低血圧のせいでしょうか?
今回は低血圧と朝の目覚めについてご説明します。
このブログの内容は、四国松山 蒲団屋がお勧めするウッドスプリングベッドとラテックスマット発売元のSLEEPSHOPホームページ朝に強くなる眠り、目覚め良くなる睡眠方法を参照し、文章を借用、引用しています。

そもそも血圧とは

私たちの心臓は収縮と拡張を繰り返し、体の末端まで血液を循環させています。
この時に、血液が動脈の内側を押す力が「血圧」です。

心臓が収縮して血液が送り出された瞬間、動脈に圧力がかかりぐっと膨らみます。この時に動脈壁にかかる血圧のことを収縮期血圧(最高血圧)と呼びます。
次に心臓は送り出す血液を溜めるため拡張し、広がった動脈はもとに戻ります。この時に動脈壁にかかる血圧のことを拡張期血圧(最低血圧)と呼びます。
血圧は、心臓から送り出される血液の量(心拍出量)と、血管の硬さ(血管抵抗)で決まります。

低血圧ってどれくらい?

そもそも、低血圧とはどのような状態を指すのでしょう。
日本高血圧学会の「高血圧治療ガイドライン2014」第2章2−1)によると、成人の正常域血圧は、至適血圧、正常血圧、正常高値血圧に分けられ、それぞれ次のように定義されています。

【成人における血圧値の分類】
単位:mmHg

分類 収縮期血圧   拡張期血圧
至適血圧 120未満 かつ 80未満
正常血圧 120~129 かつ/または 80~84
正常高値血圧 130~139 かつ/または 85~89

そして、正常高値血圧を上回る場合、つまり最高血圧が140mmHg以上かつ、または最低血圧が90mmHg以上の場合に、高血圧となります。
→【睡眠不足は高血圧の天敵】のブログはこちら

一方低血圧については、すべてのケースにおいて何らかの症状や病気の可能性があるとは限らないため国内に明確な定義はありません。
一般的にはWHO(世界保健機関)の基準として、最高血圧が100mmHg以下、最低血圧が60mmHg以下のどちらか一方、あるいは両方がつねに当てはまる場合に「低血圧」とみなされています。

【血圧ってどのくらいの圧力?】
血圧の単位はmmHg「ミリメートル・エイチ・ジー」と読みます。
Hgは水銀を示す化学記号で、血圧160mmHgとは「水銀を16cm押し上げる力」で血管を押しているという意味になります。
血液と水銀の比重の差を考慮すると、血液を約2mの高さまで吹き上げる圧力に相当します。
血管は、この圧力を1日に約10万回も受け続けているのです。

低血圧症の種類について

低血圧であっても何も症状が現れない人もいますが、何らかの症状が現れる人がいます。この場合を「低血圧症」と診断します。
低血圧症は大きく次の3つに分けられます。

本態性低血圧(体質性低血圧)

常に血圧は低い状態ですが、原因となる病気がないタイプです。立ちくらみやめまい、倦怠感などの症状が現れます。
両親や兄弟姉妹に低血圧の人がいる場合には、遺伝による可能性があり多くは体質的なもので別名を「体質性低血圧」といいます。
病院では、検査の後他の病気の可能性がない場合に本態性低血圧と診断されます。

起立性低血圧

急に立ち上がる、体を起こすなどしてから3分以内に最高血圧が20mmHg以上または最低血圧が10mmHg以上さがるもの、あるいは最高血圧が90mmHg以下になるものを起立性低血圧といいます。

私たちの体は、急に立ち上がっても充分な血液が上半身に届くように自律神経が調節してくれています。
そのため低血圧によって脳の血液量が減少しているケースのほか、自律神経が不調をきたすとその役割を果たせなくなり、脳への血液量が不足してしまいます。
その結果立ち上がる、体を起こすなどした時に立ちくらみやめまいなどの症状が現れます。
自律神経の失調が原因の場合は、普段低血圧でない方にもこの症状が現れます。

症候性低血圧(二次性低血圧)

病気や薬が原因で低血圧になるタイプです。
心筋梗塞や狭心症、出血や脱水など病気や怪我による血液循環量の減少や、降圧剤など薬の影響が原因となります。
内分泌系疾患、パーキンソン病、がん、甲状腺異常などの病気も低血圧を引き起こすことがあります。

症候性低血圧のために頭部や全身の血流が悪くなり、頭痛やめまい、不整脈、発汗や冷えなどの症状が現れます。

朝起きられないのは低血圧が原因なのか

「低血圧だから朝起きるのは苦手、寝起きは調子が悪い」と、多くの方が信じているのではないでしょうか?
しかし現実には、血圧が低くても早起きが得意な人もいれば高血圧でも朝は苦手な人もいます。
医学的にも、朝起きられないことと低血圧には直接の関係はないとされています。

ではなぜ朝起きられないのでしょう。

睡眠中のあなたの体に緊張している部位がある

眠るとは体を完全に休ませることですが、睡眠中のあなたの全身の力は完全にぬけていますか?あなたの筋肉は本当に緩んでいますか?
夜寝る時にあなたの寝具に横たわった後、落ち着いて体が発する声を感じてみてください。

後頭部や首、肩、腕、背中、肩背骨、腰や骨盤、臀部、太もも、ふくらはぎ、奥歯や顎(あご)肘(ひじ)膝(ひざ)手首や足首

体の細部までよく感じてください。何か違和感がある、気持ちが良くない、緊張している、力が抜けていない、体が緩んでいないところはありませんか?

  • 畳やフローリングに煎餅敷布団
  • スノコや板のベッドに固い金属コイルマットレス
  • 寝返りしやすさが売りの高反発ウレタンマット
  • 寝返りしにくく支えの足りない低反発ウレタンマット

これらの体圧が分散されず正しい寝姿勢を維持できない敷寝具で寝ていては、あなたの体の力は抜けず筋肉も緩みません。逆に体のあちこちに違和感や疲労感、痛みや痺れが現れます。
そしてあなたは、それらから逃れるために不必要な寝返りを繰り返し、体の様々な部位に無駄な力が入ったまま悪い寝姿勢・寝相で眠らなければなりません。この状態ではもちろん快眠することはできません。
→【低反発・高反発マット】の説明はこちら
→【寝返りは多い方が良い?】の記事はこちら

「朝起きられない」「朝はとにかく弱い」状態を作り出している原因は、低血圧ではなくこのような質の悪い眠りです。
このような劣悪な睡眠の状態を引き起こす敷寝具環境をまず見直す必要があります。

まとめ:朝の目覚めが良くなるためには

  • 脳と体の疲れが十分に取れて心身ともに生き生きと蘇る
  • 傷ついた肉体・細胞の修復が促進される
  • 各種ホルモンの分泌が進み体内の活性酸素の毒性を中和、有害物質の無害化が進む
  • 体の機能が活性化され免疫力がUPする

このような質の良い睡眠ができることが重要です。そして、そのために敷寝具に求められるのは

  • 体に負担がかからず体が休まる、筋肉が緩む
  • 腰や背中、首や肩、手足等に痛み・しびれを感じない
  • 寝返りが少なく、仰向け寝を主として一定時間継続して眠り続けられる
  • いびきや無呼吸の症状がない状態で眠れる
  • ねぼけ、夜尿、歯ぎしり、悪夢などの睡眠時随伴症を伴わないで眠れる

これらを可能にすることです。このように働く敷寝具とは、
体の凸部
(仰向け寝の時:背中、尻、太もも、ふくらはぎ、踵)
(横向き寝の時:肩、骨盤側面、太もも)
が柔軟に吸収されながら同時に、

体の凹部
(仰向け寝の時:けい椎、ウエスト、ひざ裏、くるぶし)
(横向き寝の時:脇腹部分、ひざ周り)
などにはしっかりとした支えがなされなければなりません。

つまり、あなたの体圧が分散されて体の力が抜け、正しい楽な寝姿勢を維持できる敷寝具で眠る必要があるのです。

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