by 渡部元吾
あなたはどちら?羽毛ふとんのクリーニング派?リフォーム派?
ふかふかの暖かい布団が恋しい季節がやってきました。
あなたも久しぶりに羽毛布団を引っ張り出したのではないでしょうか。
羽毛布団の状態はいかがですか?ふんわりサッパリした使い心地ですか?
「なんだか気持ちよくない、爽やかさがなくなってきた」
「羽毛布団の生地がいつの間にか汚れてしまった」
このように感じる場合、羽毛布団を丸洗いクリーニングに出す方が多いと思います。
しかし、長年使用し中の羽毛の劣化が進んでいる布団をクリーニングすることには、実はリスクがあります。
クリーニングよりもリフォームをした方が良い場合が多々あるのです。
今回は「クリーニング」と「リフォーム」の違いについてご説明します。
クリーニングとリフォームの違いとは
クリーニングとリフォーム何となく似ている言葉ですが、実際の工程は全く違います。
簡単に表現すると「クリーニングは生地を洗う」「リフォームは中の羽毛を洗う」です。そこに最大の違いがあります。
クリーニングとは
丸洗いクリーニングは、中の羽毛を取り出さず布団をそのまま洗います。
気になる生地の汚れや匂い、ダニの死骸やフンなどはすっきり洗い流せます。
しかし、中の羽毛はまったく洗浄されていません。
人の体から出る塩分・油分・アンモニアで固まってしまった羽毛はまったくほぐれず、長年使用して羽毛や生地から発生したチリやホコリもそのまま中に残ります。
とりあえず汚れを落として生地を爽やかにすることができる方法です。
リフォームとは
生地の中から羽毛を取り出し除塵機(じょじんき)でチリやホコリを除去、専用洗濯機で温水洗浄し固くなった羽毛をほぐして汚れを落とします。
その後、洗浄した羽毛を一気に高温乾燥させ本来のふわふわした羽毛に蘇らせ新しい布団生地に羽毛を充てんし新品同様に仕上げます。
丸洗いクリーニングに潜むリスク
クリーニングは生地の汚れや、臭いなどは取ることができますが、中の羽毛を蘇らせることはできません。
さらに、長い年数使用し中の羽毛の劣化が進んでしまった布団をクリーニングすると、濡れることによって大きな塊ができたり、洗濯摩擦により羽毛の劣化が進みファイバーや粉が増えてしまうリスクがあります。
リフォームは生地を新しく仕立て直し、取り出した中の羽毛を洗うため、羽毛も生地も清潔になります。
クリーニングとリフォームを使い分けましょう
劣化の進んだ羽毛布団のクリーニングはお勧めできませんが、生地が汚れているだけで中の羽毛は清潔で弾力もある羽毛布団をリフォームする必要もありません。両方をうまく使い分けることが大切です。
羽毛布団のお手入れ方法の目安
- 4~5年使用→クリーニング (かさ高は変化しない)
- 8~10年使用→リフォーム (かさ高はほぼ新品に戻る)
- 18~20年使用→買い替え時期 (羽毛のダメージが大きいとリフォームしてもかさ高が戻らない場合があるため専門家の判断が必要です)
【かさ高とは】
羽毛布団の膨らみ具合のことで布団が持つ保温性能に直結します。
お手入れをするかしないかで、かさ高(保温性)は大きく変わります。
また、手入れの時期は使用する方の体質や使い方、保管方法などで大きく変わります。
あなたの羽毛布団には今どのお手入れが必要な時期なのか?迷っている方はぜひ蒲団屋にご相談ください!
日本羽毛ふとん診断協会のダウンプロフェッサーがお待ちしております。
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