by 渡部元吾
これだけは知っておきたい!今日から出来る熱帯夜対策
先日、NHK松山放送局からご依頼いただきお昼の情報番組に出演しました。
月曜日から金曜日の午前11時半から生放送されている「四国おひるのクローバー、水曜日の教えて!ひるクロ先生」のコーナーです。今回のテーマは「涼しく!夏の寝具選び」番組の内容を一部ご紹介します。
涼しく!夏の寝具選び
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寝具を冷やす
MC)寝苦しい夜が続いています。家の小学生の子供はかわいそうなぐらい汗びっしょりで寝ているのですが寝具で何とかなりますか?
蒲団屋)汗びっしょりというのはかわいそうに見えると思いますが、ちゃんと体温を調整してぐっすり眠れている証拠なんです。悪いことではないんですよ。でも、今日は熱帯夜に少しでも涼しく眠るための工夫をご紹介します。
リポーター)今日はスタジオにも布団を用意しました。早速教えていただきましょう。まずは手っ取り早くお布団を冷やしましょう。
MC)布団を冷やすんですか?
蒲団屋)はい、扇風機の風を寝る前30分程度お部屋ではなく寝具に当ててください。布団やマットに含まれていた日中の暖かい空気が冷やされてひんやりとした肌触りのお布団に変わります。
MC)なるほど扇風機を付けてから寝る準備をすれば丁度良いくらいの時間になりそうですね。
快適な寝室環境
リポーター)そうは言っても寝室自体が暑くては眠れません。快適に眠る寝室環境はこちらです。まず室温は27〜28℃くらい湿度は50〜60%が快適な環境と言われているんですよね?
蒲団屋)そうです。「湿度の高い夏の日本で室温が28℃以上ある場合は、どんなに涼しい寝具を使用しても快適に眠ることはできない」と日本睡眠学会などで報告されています。高齢の方は「冷房は苦手」という方もいらっしゃいますが夜間熱中症を防ぐためにも27℃前後の室温が保てるようエアコンを使用してください。
吸湿性の良い天然素材の敷きパッド
リポーター)扇風機とエアコンで布団も寝室もひんやりしました。続いてはさらに涼しく眠るための寝具プラスワンです。まずは敷きパッドです。
MC)寝具にプラスしたらなんだか暑くなりそうな気がするんですけど…
蒲団屋)吸湿性の良い天然素材の敷きパッドをプラスしてください。敷きパッドがしっかりと汗を吸い取ってくれますので皮膚表面の湿度が下がって涼しく眠ることができます。
MC)この敷きパッドをお布団やベッドの上に敷いて寝るわけですね。お勧めの素材は何ですか?
蒲団屋)綿(めん)素材が一番使いやすいくて便利ですね。この敷きパッドは生地がガーゼで肌触りがさらりとして気持ち良く、中綿(なかわた)は強化脱脂綿が入っているため洗濯後部屋干しでも半日で乾きます。どんどん汗をかいてどんどん洗って清潔に気持ちよく使える敷きパッドなんですよ。
夏にオススメの寝具素材・麻
リポーター)高級素材になりますが夏は麻もお勧めです。
MC)麻は夏物の洋服にも多くて体感的にも涼しいのは知っていますが改めて触ってみると、つるっとした肌触りがあってやはり冷たく感じますね。
蒲団屋)はい、麻は皮膚が感じる接触冷感が高く肌触りがひんやりします。吸湿性も高く夏には一番お勧めの寝具素材です。
クイズコーナー
リポーター)麻は夏にはピッタリなんですが冬にはちょっと寒い。ところが夏も冬もOKな天然素材があります。ある動物の毛なんです。ここで皆さんにクイズです。寝具に使う素材で夏涼しくて冬暖かいのは次の4つのうちどれでしょうか?青:うさぎ、赤:ラクダ、緑:アルパカ、黄色:子羊、回答は後ほどお伝えいたします。
ハリのある上掛け
リポーター)回答していただいている間に次のプラスワンです。次はハリのある上掛けです。
MC)上掛け?夏布団のことですね。我が家ではタオルケットで寝ていますけど…
蒲団屋)タオルケットではなく少し硬さのあるハリのある上掛けを使った方が隙間ができて実は涼しくなります。
リポーター)ハリのある上掛けを使った方が体と上掛けの間に隙間ができて風が通って涼しくなるというわけですね。
クイズの正解
リポーター)ここでクイズの正解をお願いします。
蒲団屋)正解はラクダです。これはモンゴルのゴビ砂漠に生息しているフタコブラクダの毛なのですが、ゴビ砂漠は夏は35℃冬は-40℃になります。そんな厳しい気候環境で育っているため、ラクダの毛というのはパワフルな吸湿・発散性と保温力を持っています。そのため、夏涼しく冬暖かいという優れ物のお布団ができるんですよ。
MC)なるほど、お値段はいくらぐらいですか?
蒲団屋)シングルサイズで6万円ほどです。
MC)ひゃ〜!なるほど、アラブの富豪クラスですね。
リポーター)今日は涼しく眠るためのコツをご紹介しました。いかがでしたか?
MC)そうですね、扇風機の風を当てるのは今日からできそうですし、ハリのある上掛けや吸湿性のある寝具に取り替えてみたり、出来ることから取り組んでみようと思います。
蒲団屋)寝苦しくて眠れないな〜と思っている方はぜひ寝具や寝室を見直してみてくださいね。
リポーター)本日はありがとうございました。
まとめ
番組内で紹介できた内容は以上ですが、さらに詳しい内容はその他の涼しく眠るための工夫もぜひ参考にしてください。
連日各放送局が、熱帯夜に涼しく眠るための工夫を紹介しています。それらの番組内で冷感敷きパッドや冷感ジェルパッドなど、化学繊維のひんやりとした肌触りを利用した商品を多く勧めています。これらの商品には使い始めの一時的なひんやり感しかなく、朝までぐっすり快眠することは到底できません。
接触冷感敷きパッドの秘密に関するブログはこちら
夏の眠りには汗がつきものです。そして、汗をかくことは体温を調整できている証拠であり悪いことではありません。ただ汗をしっかりと寝具に吸湿・吸水させることが重要です。そのためには目新しいアイデア商品の冷感寝具ではなく天然素材の寝具が最適です。
最近ではデパートやスーパー、大手量販店など何処に行ってもポリエステルの寝具が所狭しと並んでいます。ベビー布団に至ってはほとんどの商品がポリエステル素材になっています。最近の若い方は子供の頃からポリエステルの布団で眠っているため化学繊維の寝心地の悪さに気が付いていないのです。有名ファストファッション店のインナーウェアーCMの効果も大きく、化学繊維でも涼しくて気持ちが良いと思わされているのです。
天然素材の寝具は使い始めると手放すことができない気持ち良さを持っています。「暑くて眠れないな〜」とお悩みの方はぜひ、蒲団屋の天然素材寝具をお試しください。涼しい寝具を取り揃えてご来店を心よりお待ちしています。
まだまだ暑い日が続きそうです。夏の睡眠不足による体調不良にくれぐれも用心して元気に夏を乗り切ってください。
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