by 渡部元吾

子供はいつから枕が必要?寝具専門店がすすめる正しい子供枕の始め方

子供の眠り

  • うちの子供はまだ小学生なのに「肩がこる」と言うのですが、そろそろ枕をしたほうがいいですか?
  • 子供は一体いつ頃から枕をするものなんですか?

お客様からよく聞かれます。

体を成長させるホルモンが睡眠中に分泌されるため、眠りは子供にとって特に大切です。まさに「寝る子は育つ」のです。
眠りの質の良し悪しは子供の成長を大きく左右します。
そして、質の良い睡眠のためには、子供用枕の使用開始時期やフィット性、機能性に十分注意を払わなければなりません。
今回は子供用枕の重要性について考えていきましょう。

そもそも寝る時になぜ私たちは枕が必要になるのでしょうか?

眠るときの枕の役割

首を休めるため

直立歩行する私たちの首には、頭の重さ(約4~6kg)が常にかかっています。
頭の重さから開放されるのは横になって寝ているときだけ。負荷がかからない適切な位置で首を十分に休めるために枕が必要なのです。

背骨のS字カーブを保つため

私たちの体を横から見ると、背骨はアルファベットの「S字」のようになだらかなカーブを描いています。
このS字カーブは骨の歪みではありません。頭や腕、内臓が詰まった胴体、大きな腰の重さと運動や動作による衝撃を吸収、前後に分散し体に負荷がかかるのを防いでいるのです。
S字カーブがスプリングの役割を果たし、効率よく人間の体を支えているのです。

そして、寝ている状態でもこの重要な背骨のS字カーブを保つために枕が必要なのです。枕を使ってS字カーブを正しく保って眠ると、体に不自然な負荷がかからずよりよい睡眠を得ることができます。
→【なぜ枕が必要なのか】に関する記事はこちら

子供の体にあった枕を使わないとどうなる?

枕をしない、枕が高すぎる、低すぎるなど体にとフィットしていないとどんな影響があるのでしょうか。

眠りが浅くなる

これらの枕の場合、寝ている時の背骨のS字カーブが適正に保たれず体に負担がかかります。すると、必ず眠りが浅くなり睡眠の質は低下します。
子供にとって睡眠時間をしっかりとることは大切です。浅い眠りは子供の成長に関わる大きな問題になります。

大人と同様の症状が出る

朝起きると肩や首がこっている、頭痛がする、手がしびれている、夜中に肩が痛くて目が覚める、寝心地が悪くて枕を外してしまうという経験は誰しも持っているのではないでしょうか?
これらは、枕に原因がある可能性が高いのです。
子供も大人と同様の症状を感じます。適切な枕は肩こり、首こり、腰痛、手のしびれ、不眠、無呼吸やいびきの改善につながるのです。

体に歪みが残る

私たちは寝ている時に背骨をねじって寝返りを打ち、日中の活動による姿勢の歪みを矯正しています。
成長期の子供は体が歪みやすいため、大人よりも頻繁に寝返りを打ちます。
体にあった枕を使わないと、睡眠中にうまく寝返りを打つことができません。寝返りによる骨格の矯正効果が発揮されず、体に歪みが残り負担がかかったままになってしまいます。
→【なぜ寝返りを打つのか】はこちらのブログ内

寝ている間の姿勢矯正の重要性は大人も子供も同じです。
安眠、健康のために「あなたの体格にあった枕を使う」ことは不可欠なのです。

睡眠時に枕を使う重要性について見てきましたが、赤ちゃんや小さな子供はなぜ枕を使わなくてもいいのでしょうか?

赤ちゃんや小さな子供に枕が必要ない理由

赤ちゃんの背骨はC字の形

赤ちゃんの背骨はS字カーブではなくC字カーブになっています。ママのお腹の中にいた時の形がまだ残っているのです。
眠っている時間の長い赤ちゃんは、長時間背中に重みが集中します。背骨がC字になっていると負荷が分散され赤ちゃんは楽に眠れるのです。

夜寝る時に枕を使うのは、背骨のS字カーブを保つためです。
赤ちゃんの背骨はC字カーブのため枕を使っても意味がありません。
赤ちゃんはこの状態で眠る方が安心感を得られるのです。

背筋が伸びてしまうため、無理に枕を使わせる必要はないのです。
体を丸めて抱っこされたり揺りかごに入っている状態が、赤ちゃんにとっては楽でホッとする姿勢なのです。

赤ちゃん用の枕も市販されていますが、これは寝ているときの赤ちゃんの頭の汗や汚れを吸収したり、頭の形を整えるためのものです。寝姿勢の保持のためではありません。

赤ちゃんの背骨の変化

生後間もない赤ちゃんは、ほとんどの時間を眠って過ごすため、背骨がC字カーブのほうが物理的に適しています。
しかし、このままでは上手に自分の体を支えられず立ったり座ったりできません。
そのため、赤ちゃんの背骨は徐々に大人の背骨と同じ「S字カーブ」に変化します。

赤ちゃんの首のカーブができる時期

生後だいたい3か月くらいで、赤ちゃんの首はしっかりとすわってきます。
いろいろな物に興味や関心を持ち始め、自分が向きたい方へ首を動かすようになると首の筋肉や骨が発達し始めます。
このとき背骨の首(頚椎:けいつい)のカーブが出現するのです。
背骨の首の部分に負担をかけずに重い頭を支えるために、赤ちゃんも大人と同じように首の部分にカーブを作り始めるのです。

赤ちゃんの腰のカーブができる時期

生後6か月にさしかかる頃、今度は腰がすわり始めます。
今度は背骨の腰(腰椎:ようつい)のカーブができるのです。そして、段階的に「お座り」ができるようになります。
最初は、ほんの少しの間だけ座って体を支えられる状態。さらには、背中を丸めることなくお座りができるようになり、生後8か月頃には安定してお座りし両手を自由に使えるようになります。
※赤ちゃんの成長には個人差があります。

背骨のS字カーブが完成する時期

赤ちゃんが安定して座れるようになっても、まだ完全に背骨のS字カーブが完成したわけではありません。
ハイハイや一人歩きの練習などを重ね、筋肉と神経の連携がうまく取れるようになってきて、はじめて座っても立っても安定して体を支えられるようになるのです。
完全に背骨のS字のカーブが完成するのは、10〜15歳頃と言われています。
学童期は成長の個人差が一番大きく出る時期なので年齢にかなりの幅があります。

子供は心身の成長とともに、徐々に背骨の生理的湾曲(S字カーブ)を変化させていくのです。

子供に枕が必要になってくる年齢は?

赤ちゃんだけに限らず背骨のS字カーブが現れるまでは、特に枕は必要ありません。
安眠のために枕が必要になるのは、子供の背骨のS字カーブがはっきりとしてからです。それ以前は、まだ背骨がまっすぐに近い状態にあるため子供自身が枕を求めないと思います。

子供の背骨のS字ラインが整うのはいつ頃が目安なのでしょうか。
その時期を見きわめるために子供の体を横からじっくり観察してください。
子供は幼児体型から徐々に大人の体型へと変化していきます。
「なんだか幼児体型は卒業してきたな」とお母さんであれば気付き、子供も「枕があった方が楽に眠れるな」と気付きます。
その他にも、以前より寝付きが悪くなる、姿勢がちょっと悪くなるなど、親子ともに感じるようになります。
蒲団屋ではS字カーブ完成の少し前、緩やかなカーブが現われてくる時期からの使用をお勧めします。

年齢では8〜9歳、身長130cmが目安になると考えています。

この小学校3、4年の時期は骨、関節、筋肉が大人に近づき、体の柔軟性は徐々に低下します。
寝ている間に体に不自然な負荷がかかり始める時期で、大人同様の寝起き時の症状も感じ始めます。
小学校低学年までは体の柔軟性が非常に高く、枕がなくても寝返りを含め体を頻繁に動かせるため必要ないでしょう。

では、子供にはどのような枕を選べばいいのでしょうか?

子供用枕の選び方

どのような枕が自分に合っているのかは大人でも見つけることが難しく、子供は特に体がどんどん成長するため大人より難しく感じると思います。
しかし、成長期に入って体形が変わり始める頃から枕を上手に取り入れて、お子さんが姿勢を保持しながら熟睡できるように心配りしてあげましょう。
以下の注意点を押さえておきましょう。

子供用枕を選ぶときの3つのポイント

通気性

とにかく子供は汗かきです。子供用枕で特に重視したい点は通気性です。吸湿発散性のある爽やかな素材の枕を選んでください。

フィット感

首と頭を優しく支えて安定させると共に、子供の頻繁な体動もサポートしなければなりません。
子供の様々な体型や仰向け寝、横向き寝両方にフィットする形状の枕を選びましょう。

機能性

子供は驚くようなスピードで成長します。
体型の変化に合わせて高さが調整できる枕が必須です。
成長に合わせて半年に一回は高さ調整しましょう。

適正な睡眠習慣の確立のためにも、どんな枕が子供の好みに合うか、安眠の効果を得やすいのかいろいろ試してみましょう。

赤ちゃんの背骨はC字カーブ

蒲団屋謹製子供用オーダーメイド四部屋枕のススメ

子供の睡眠が最も重要になるのは第二成長期を迎える10~15歳頃。
背骨のS字カーブが完成するのもこの時期です。

そのため、緩やかなS字カーブが現われる8〜9歳頃を目安に枕を使い初めるといいでしょう。
もちろん、子供の成長は個人差が大きいためもっと早い時期、遅い時期など様々でなんの問題もありません。

体が発達途中にあるこの時期に睡眠の質を高めるのはとても重要です。
枕は、大人にも子供にも快適な睡眠を確保するために大切なものなのです。
枕を上手に使って子供の成長を促す快適な睡眠を目指しましょう。

注意点は大人と子供の柔軟性の違いです。
子供は、起きている時とリラックスして寝ている時の体形の変化が大人より大きくなります。子供の体に合わせて準備した枕を過信せず、翌朝枕から頭が落ちている、寝付きが悪い、目覚めが悪いなどがあれば子供用枕の3つのポイントを再検討してください。

お勧めしたいのは、蒲団屋謹製子供用4部屋枕です。
これは子供用枕の3つのポイントをすべて備えた優れた枕です。自信を持ってお勧めいたします。

質の良い睡眠は子供の成長を促し、朝の目覚めをすっきりとさせます。
起きるのが早くなると午前中の動きが活発になり、さらに夜の睡眠の質が改善していきます。
小学校や中学校への入学準備も、心身ともにスムーズに行えるでしょう。
その一助になるよう蒲団屋の子供用4部屋枕をぜひ使わせてあげてください。

そして、枕だけでなく、眠りの環境を整えるために寝具全般をトータルに見るようにしましょう。
どうすれば子供が快適に眠れるのか?工夫してあげたいですね。
→【子供の眠りと寝具】に関するブログはこちら
→蒲団屋【快眠ベッド】【快眠マット】はこちら
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子供用オーダーメイド四部屋枕

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