by 渡部元吾

歯ぎしりには理由がある!体からのSOSは病気の原因? 

悩む女性

「ガリッ!」
何とも不気味な歯ぎしりの音で夜中に目が覚めたことはありませんか?
歯ぎしりは睡眠時随伴症のひとつで自分ではあまり気付くことはなく家族や友人に言われたり歯医者さんに指摘されることが多いようです。

今回のブログでは歯ぎしりの種類や症状、原因や改善方法について紹介します。快眠の妨げとなる歯ぎしりの問題を解決しましょう。

睡眠時随伴症とは
寝言やねぼけ、夜の尿意、歯ぎしり、悪夢などの睡眠中に起きる異常な行動の総称です。

歯ぎしりとは

歯を擦り合わせたり強く噛み締めたりする動作で、無意識のうちに行っている人がほとんどです。
症状の重さに個人差はありますが、実はほとんどの人が歯ぎしりしています。

歯ぎしりが原因で他の病気や歯のトラブルを発症するリスクもあります。自分はしていないと思っている人でも気付かない間に歯ぎしりをしていて歯が消耗し傷ついている可能性があります。
睡眠中のいびきなどを録音できるアプリをダウンロードしてチェックすることをお勧めします。

歯ぎしりは3種類

  • グラインディング
    上下の歯をギリギリと擦り合わせる歯ぎしりで一番多いタイプです。大きな音が出るのが特徴です。
  • クレンチング
    上下の歯を強く噛み締める歯ぎしりで食いしばりとも呼ばれています。グラインディングと異なり音は出ません。
  • タッピング
    上下の歯をカチカチと打ち鳴らす歯ぎしりです。リズミカルに音が出るのが特徴です。

歯ぎしりによる症状

歯ぎしりをすると歯や顎、顎関節などに大きな力が加わり不快な症状の原因になります。

頭痛、肩こり

歯ぎしりや食いしばりをする時には、顎から頭の横へと広がる側頭筋を使います。そのため、側頭筋が緊張し頭が締め付けられるような頭痛が起きることがあります。
また、歯ぎしりをする時には顎、首、肩など多くの筋肉を使います。これらの筋肉が緊張し肩こり、首こりなどを引き起こします。

顎関節症

歯ぎしりによって顎関節に強い力が加わり、炎症が起きて痛みのために口を大きく開けることができなかったり、顎関節を動かす時に不自然な音が出たりします。これは顎関節症の症状です。

虫歯

歯ぎしりをすると、歯の表面の丈夫で虫歯菌に強いエナメル質が削り取られてしまいます。
そして、エナメル質の中の象牙質という部分が表面に現れます。この象牙質は柔らかくて熱などの刺激に弱く虫歯になりやすい組織です。

歯の形や歯並びの変化

歯ぎしり、食いしばりにより強い力が歯に加わると上下の歯の噛み合わせ面が擦り減って平らになります。
咀嚼に影響を与えたり、ひび割れが起きて欠けてしまうこともあります。
虫歯治療の詰め物が外れたり被せ物が割れてしまうこともあります。また、激しい歯ぎしりを続けていると歯並びにも影響を与えます。

歯周病が悪化

歯ぎしりをすることによって歯の根元に強い力が加わり歯と歯茎の隙間が拡大します。
その隙間で細菌が増殖し、歯周病が悪化してしまいます。

歯周病とは
歯と歯茎の境目に細菌が溜まり、歯の周りの組織が炎症を起こす病気です。痛みはなく静かに進行し気付いた時には歯を支えている歯槽痕(しそうこん)まで吸収してしまいます。
そうなると歯がグラグラになって食べ物が噛めなくなり最後には歯が抜け落ちてしまいます。

美容面にも悪影響

歯ぎしりや食いしばりを繰り返す時、顎周りの筋肉を過剰に使います。
そのため顎の筋肉が大きく発達し、顔の形に影響を与えてしまいます。

歯ぎしりの原因と対策

歯ぎしりの原因は人によって異なります。自分の生活習慣を思い返してみてください。以下のような習慣がないかどうか確認する事が必要です。

ストレスの溜まる生活

人は強いストレスを感じると無意識に細かく手足を動かしたり体を揺らすなどの仕草、行動が現れます。
睡眠中の歯ぎしりも日中に感じたストレスが原因の一つです。夜になっても歯ぎしりすることによってストレスを発散しているのです。

生真面目な方は、我慢をして頑張りすぎストレスを溜め込みやすいのですが、逆にこの状態では仕事や用事は自分が思っているほど効率良く進んでいません。
趣味や旅行、運動、サークル活動など自分の自由な時間を確保して上手にストレスを解消しましょう。

過度な集中

仕事や家事、運動など何かの行為に集中している時、いつの間にか歯を食いしばっている事があります。この食いしばりはクレンチングに該当する歯ぎしりで、過度に集中していたり緊張している時に起こります。昼間に歯を強く噛みしめる癖があると、筋肉がその事を記憶していて睡眠中も無意識に繰り返してしまうようになります。
覚醒している昼間の歯ぎしりは、自分が気付けば止めることができます。自分が歯を食いしばる癖があることを自覚し、なるべく止めるようにしましょう。

アルコールやタバコ

アルコールやタバコの影響で睡眠が浅くなり、歯ぎしりが起きている可能性があります。
寝つきを良くするために眠る前にアルコールを飲むと、睡眠前半はアルコールを分解する時に発生するアセトアルデヒドの影響で深い眠りに入れます。しかしその反動で、後半は浅い眠りが増えるため熟睡する事はできません。
浅い眠りがストレスとなって歯ぎしりをしてしまうのです。

また、タバコに含まれているニコチンには覚醒作用があります。タバコを吸うと興奮したり活発に動いたりする時に優位になる交感神経が働き、入眠時間になっても心身ともに興奮した状態で気持ちは落ち着きません。
結果として浅い眠りが続き、歯ぎしりをしやすい睡眠の状態になってしまうのです。

普段アルコールやタバコを摂取している方は、歯ぎしりを減らすために摂取する量や時間帯に気を付けてください。

逆流性食道炎

逆流性食道炎によって胃酸が逆流して食道へ上がってくると、口の中が胃酸の影響を受けて酸性に傾きます。すると私たちの体は口の中を元の中性の状態に戻すために唾液を分泌しようとします。そして、唾液を分泌するために歯ぎしりをしてしまうのです。逆流性食道炎を治療しましょう。歯ぎしりの改善が期待できます。

逆流性食道炎とは
強い酸性の胃液や胃酸、まだ胃で消化されている段階の食べ物が食道へと逆流し食道が炎症する病気です。この病気になると胸やけや胸の痛み、酸っぱい液体が口元まで上がってくる呑酸(どんさん)という症状が現れます。

歯ぎしりをしやすい歯並び

歯並びが悪いことが歯ぎしりの原因になります。歯並びが悪いことによって噛み合わせが安定せず、ストレスを感じて歯ぎしりをしてしまうのです。

私たちの歯並びは常に変化しています。成長や虫歯、歯周病などの治療、老化などによって歯並び、噛み合わせは変わります。
その噛み合わせの変化を歯ぎしりによって調節しようとするのです。
歯並び、噛み合わせは常にチェックして改善に努めましょう。

うつぶせ寝や横向き寝

眠る時に上を向いて寝ていますか?
うつ伏せや横向きに寝ると顎の周りに不自然な負荷がかかり、体がストレスを感じて歯ぎしりをしてしまいます。
適正な寝具を使用して仰向け寝を心がけましょう。

歯科治療で歯ぎしりを改善しましょう

自分が無意識のうちに歯ぎしりや食いしばりをしている事に気付いた時は、なるべく早く歯医者さんに行くことをお勧めします。
歯の擦り減りや変形など症状が悪化する前に治療するためです。歯医者さんでの歯ぎしりの治療についてご紹介します。

マウスピース法

夜寝る時にマウスピースを歯に装着します。マウスピースは歯列矯正でも使用されますが、歯ぎしりの改善にも効果があります。歯ぎしりの歯科治療の主流です。
マウスピースを装着して眠ると、歯ぎしりをしてもダイレクトに歯や歯ぐきに負荷がかからないため歯が削れる事を防ぎます。

さらに、マウスピースを付けることによって噛み合わせが歯の位置よりも高くなり、顎周りの筋肉の緊張が緩和されます。そして、歯ぎしりによる肩こりや頭痛が軽減され、顎関節にかかる力も軽くなるため顎関節症も予防できます。

歯列矯正法

抜歯をしたり矯正用ワイヤーやゴムを装着して歯並びを整えます。歯列矯正を行うことで噛み合わせが良くなり、バランス良く歯に力が入るようになります。睡眠中に生じる違和感が軽減し歯ぎしりが改善されます。

認知行動療法

自分の生活習慣を観察し、歯ぎしりや食いしばりを自分がどんな時にしているのか発見、自覚し止められるようにコントロールする方法です。
これは、覚醒している時に無意識に行っている歯ぎしりへの対処法なのですが、昼間の歯ぎしりの癖を減らすと夜の歯ぎしりを防ぐことができます。

蒲団屋の快眠寝具で歯ぎしりを改善しましょう

今お使いの枕や敷寝具が原因で歯ぎしりをしている可能性があります。
枕と敷寝具は切り離すことのできない相棒同士です。
2つがタッグを組んで体に負荷のかからない正しい寝姿勢を作り出してくれます。
正しい頭の位置や顔の角度がキープされないと顎周りに負荷がかかりストレスを感じて歯ぎしりをしてしまいます。

歯ぎしりをしている方は枕を低くしてみましょう。始めは違和感を感じるかもしれませんが顎が上がって口が開きやすくなり、歯ぎしりの軽減が期待できます。
枕は高さの調整ができるオーダーメイド枕をご使用ください。
→蒲団屋がオススメする歯ぎしりを改善するオーダーメイド枕はこちら

また、私達は寝ている間に何回も寝返りを打つ必要があります。寝返りが打ちやすい枕と敷寝具であることがとても重要です。
寝返りの打ちづらさは体や顎にストレスを与えて歯ぎしりを誘発します。
→こちらのブログ内の記事「人はなぜ寝返りをうつのか?」もぜひお読みください。

更に、私達は体圧が分散された一番楽な寝姿勢である仰向け寝をしなければなりません。横向き寝やうつ伏せ寝をすると同様に、体や顎がストレスを感じて歯ぎしりをしてしまいます。
→こちらのブログ内の記事「枕使用上の注意点(仰向け寝のススメ)」もぜひお読みください。

蒲団屋の快眠寝具を使用されたお客様の中に、歯ぎしりが大きく改善された方が何人もいらっしゃいます。
今歯ぎしりをしている方は使用している寝具に目を向けてみてください。
適正な寝具に取り替えて快眠することにより、歯ぎしりの症状がなくなることが期待できます。様々な対策を施しても歯ぎしりが改善されない方はぜひ寝具の見直しをお勧め致します。
→蒲団屋がオススメする歯ぎしりを改善する「快眠ベッド」はこちら
→蒲団屋がオススメする歯ぎしりを改善する「快眠マット」はこちら

まとめ

自分が無意識のうちに歯ぎしりをしている事に気付くとビックリすると思います。しかし原因を特定し、その原因に合った対策を講じれば歯ぎしりを改善することができます。

歯ぎしりの一番の原因はストレスです。忙しい毎日を送ってストレスが溜まっていると感じたら、まずは生活習慣を見直してストレスを解消させることが大切です。自分に合ったお気に入りのストレス解消法を見つけてください。歯科治療などもぜひご検討ください。

更に、夜の歯ぎしりを回避するためには寝具を改善したり寝室環境を整える事もお勧めです。体がストレスを感じないリラックスできる枕、寝具をセレクトして熟睡できる環境を作りましょう。
蒲団屋が心をこめてアドバイスさせて頂きます。

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お電話でのお問い合わせは、0800-200-1194(通話料無料)または、089-931-2355へご連絡ください。

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